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<<   作成日時 : 2010/09/20 11:16   >>

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☆ゴッドイーター
※ネタバレあり





“GOD EATER アリサ・イン・アンダーワールド”
PSPのアクションゲーム“ゴッドイーター”のノベライズです。アクションゲームといえば、メタルギアシリーズ等の一部の例外を除いて、えてしてストーリー性が薄いものですが、ゴッドイーターはシナリオにも力が入っている珍しい作品。その点に惹かれ、原作ゲームを購入したこともあり、よりゴッドイーターの世界観に対する理解を深める事が出来る、本作を読んでみた次第です。



・一言感想
冒頭は原作補完から始まりました。両親を失った日。幼いアリサと、若きリンドウが、どのように関わっていたのかが、原作よりも幾分精細に描かれています。原作ゲーム内のムービーは、台詞で説明せずに、動きや表情で伝える手法、ドラマ的な表現だったので、細かい経緯・設定面が分かり辛かったのですが、そこは小説という媒体の得意分野なのか、詳しい説明が成されていて、分かり易かったです。

そして、その情報量の豊富さは、設定面全般に及んでます。原作ゲームでは不透明だった、フェンリルの成立経緯や神機と腕輪に関する説明まで豊富。はじめてGEの世界観に触れる人の為に、色々と丁寧に説明されているので、原作ゲーム経験者からすると、おさらいのような形で、理解の定着がとても早いのかもしれません。

そしてそして。何より魅力的だったのは、主人公アリサの過去。両親を失ったその日から、極東支部移転直前まで。
サクヤやコウタと出会う前の彼女が、どのような過酷な人生を歩んでいたのか。原作では、控えめな描写だったそれが、今作では事細かに語られています。

で、肝心のその内容ですが、落ち着いた文章で緻密に描写されている為か、予想外に重たかったんです……。アリサの悲劇における一番の核ともいえる両親の死。《新型》である《彼》との感応や、第一部隊の面々との触れ合いを通じて、断ち切った筈の過去の楔に、更なる闇が

ソーマ、コウタ、サクヤ、アリサ、第一部隊員各々が、あるいは過去を、あるいは現在を乗り越えて、荒廃した世界の中でも未来へと歩みを進めたのが原作ゲーム本編。話の流れから、リンドウ関連以外の、各キャラの重要なエピソードは既に消化し終ったかのようにみえましたが、今巻を読む限り、少なくともアリサの過去には、決着なんて着いていませんでした。だって、今(ゲーム本編終了後)のアリサは忘れています。両親を失って壊れてしまった自分を支えてくれた人と、死にたがりとして歪んでいた自分を救ってくれた人を。忘れてお仕舞いでなく、大切なあの2人のことを思い出し、その上で正面から乗り越えないと、アリサは悲しみを飲み干した事にはなりません。リディアとオレーシャが見出した「希望」になった時が、過去からの真の解放に繋がるわけです。

というか、封印された記憶がある事が判明した以上、原作ゲーム内での展開の意味が、かなり変わってきましたよね。解決したかにみえましたが、アリサはまだ、根本的な部分で、過去の呪縛から解放されていない事になったわけで。あとがきの、プロデューサーさん曰く、小説が続いていくことで、この問題が解決されるかもとのことですが、サイドストーリーならともかく、キャラの根幹部分の問題を、別媒体で提起した上に解決するって、何か違うと思うんですけど、どうでしょうか。BURSUTか、それ以降の新作でやって欲しいよーな



・結び
アリサの過去話が読めれば良いと思っていただけだったんですが、豊富な情報量と、痛ましいまでのアリサの内面描写で、予想以上に楽しめました荒廃した世界で生きる人々の悲劇と、その中だからこそ輝く、人々の優しい触れ合いが、とても良く伝わってきて…正直、原作ゲームよりも随分、心に響きました。純粋におもしろい。ひとえに、質の高い文章のおかげかもしれません。GOD EATERを知らない人が読んでも、十分楽しめるストーリーかと思います。

GEは、あくまで「アクションゲームの中では」という前提があって、その枠の中でおもしろい(ストーリー)という印象だったんですが、今作を読んで、少し印象が変わりました。免罪符のように使っていた前提を取り除いて良いのかもしれません。とても、良い買い物をしました



・結び2(正史について)
「GOD EATER -救世主の帰還-」(米支部が舞台)
「GOD EATER -the spiral fate-」(加賀美リョウが主人公)
「ゴッドイーター 禁忌を破る者 」(アーサソール隊)

などなど。
原作ゲームだけでなく、漫画や小説と、幅広くメディア展開しているGOD EATER。色々な媒体で作品を楽しめるので、メディアミックス自体は、ファンとして嬉しいところですが、果たしてどこまでが「正史」で、どこからが「if」なのか。この点が非常に気になって仕方ありませんたぶん、自分なりに調べた限りでは、基本的には全部繋がっていると思うのですけれど。

例えば、「アリサ・イン・アンダーワールド」に対しては≪アリサがゴッドイーターとして極東支部に赴任するまでの過去がこの小説を読めば明らかに・・・本編に繋がるお話ということもあり(略)≫≪(略)作品内ではこのほかにもお馴染みの「あの男」や「あの男」なども登場し、ゲームだけでなく、プロモアニメの時間軸とも繋がる重要な位置づけの物語だったりもするので、GEの世界観をより深くしりたいという方には一層楽しめること間違いなしの内容になっていますので(略)≫と公式ブログ様で説明されています。正史という表現こそ使われていませんが、ここまで言及されている以上、ニュアンスとしては公式外伝ストーリーと捉えるのが正解かな、と。

といっても、全部が全部100%繋がっているのかというと、また違うと思いますが。例えば、サイドBNで連載されている「GOD EATER -the spiral fate-」は、本編の半年後を舞台に、極東支部の第一部隊のアリサやコウタ達が活躍している話ですが、本来の部隊長であるアバターは存在せず、オリジナル主人公である加賀美リョウが、ゲーム本編でのストーリーを体験した部隊長に位置づけられています。加賀美リョウが原作に存在しない為に、もしくはアバターが漫画版に存在しない為に、「100%の繋がり」というには、どうしても齟齬が出てきます。そもそも、次回作BURSTや、それ以降の新作に、加賀美リョウの物語が活かされるかも、現段階では未知数ですし。

なので現状は、「原作と繋げた時に違和感が無いモノは全部正史」と、当たり前というか、定番的な考え方でいいかなと思ってます。具体的には、アンダーワールドのアリサの過去はそのまま正史で、スパイラルのリョウは正史ではアバターに変換して脳内補完…みたいな形で。

アレです。設定資料集が欲しいですね。ギャラリーコレクションではなく、GOD EATER関連作を一まとめにして、世界設定に関する情報を網羅した物が。BURST発売後にでも、出してくれないかなー。絶対買うのに



・結び2
仮に全てが「if」ストーリーとしても、ファンへのサービス精神が尋常じゃない、素敵さを極めたGEスタッフ様(←ゴマすりに抵抗はありません)なら、絶対に何らかの繋がりは出してくれると思うのですよ!DLCキャラに加賀美リョウを逆輸入みたいなっ!?期待してます



・結び3
大車先生の非道っぷりに、激しく苛立ったことを書き忘れていましたなんですかアレは自分なりの信念が感じられたソーマパパと違って、完全に私利私欲タイプ。原作ゲームでは描写が薄っぺらいオブラートな表現だった為、ペラ男先生か小者だなー程度の印象でしたが、今作のように心の動きがハッキリと描かれると、ろくでなしっぷりが際立ちます。ただでさえ、敵役の思惑通り進んで完結するスト−リーなのに、あんな醜い思考回路みせつけられらたら、あああああああああ思い出しただけで腹が立つーー!BURSTで登場したら、タッチペンで突きまくります。ツンツン(笑)



・結び4(追記)
小説で完結したものを、本編に逆輸入する形をとればいいのだ…!という、真理に気づきました。スパロボOGっぽい感じで。スパイラルは難しそうですが、アンダーワルドなら、十分いけそう。BURSTプレイすれば、また違った視点が得られそうなので、早くプレイしたくてウズウズしてます。むふー。



・結び5(追記2:2010/11/3)
アリサ
「これまで私の都合に付き合ってくれて
本当にありがとうございました…
何か、お礼がしたいんです
ティアストーンを受け取ってもらえませんか?」

アリサ
「ティアストーンは今、私が使っている装甲と
対になるように作られたものなんです
私がロシア支部にいた時に使っていたんですけど
あちらを出る直前、色々あって壊れてしまって……
リッカさんに直してもらっていたんです
ティアストーンには…たくさん守ってもらいましたから…
あなたに是非、使ってもらいたいんです!
…使っていただけますか?」

アリサ
「ありがとうございます!
大事に使ってあげてくださいね…」



BURSTでアリサ復帰ミッションを終えた時のアナグラでの会話。
無印の頃、この会話があったかよく覚えてないのですが、いずれにせよ、ロシア支部を出る直前にいろいろあったっていうのが、気になります。

まさか、まさか。
リディアやオレーシャ絡みのことを…!?

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